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米国で若者に痛罵され 起業家精神に目覚める 内から湧く勇猛心を持て 2015.02.02



米国で若者に痛罵され
起業家精神に目覚める
内から湧く勇猛心を持て


千本 倖生(せんもと・さちお)氏
[イー・アクセス創業者]




 私は日本電信電話公社(電電公社)に勤めていた

 1960年代に、フルブライト奨学金で米国に留学

 しました。米国に行って、大きなことをして、自分も

 成長したいと思っていました。ただ、心の片隅には、

 巨大企業・電電公社の技術者として米国に来たんだ

 という思いも抱いていました。

 大学院では寮に入り、ジョン・ヒスロップという白人

 男性と同室になりました。ある日、彼から「サチオは

 日本のどういうところから来たんだ」と尋ねられました。

 私は肩をいからせて、「政府資本が100%で独占

 企業の日本電信電話公社から来た」と誇りを持って

 言ったわけです。

 その時、彼から返ってきたのが、クソ野郎とか、

 こん畜生といった意味の「damn!(ダム)」という言葉

 でした。

 彼は就寝前に聖書を読み、日曜日には教会に

 行くような紳士的な男です。


 彼がなぜそういう言葉を使ったのか、本当の意味で

 分かったのは半年から1年位たってからです。

 米国では、国に守られた独占企業に所属すること

 より、リスクを取って挑戦し、新しい価値を作ること

 が尊敬されます。

 実際、一番優秀な人は自分で起業しますし、その

 次に優秀な人は米グーグルなどの新しい企業に

 自分から飛び込んでいきます。彼はなぜそういう

 道を考えないのだと言いたかったわけです。

 ショックでしたね。


 その後、私は日本に帰国して、電電公社に十数年

 在籍しました。充実した会社生活を過ごしていまし

 たが、80年代半ばの電電公社の民営化の時、

 状況が動き始めました。


 私は、当時の日本の電気通信業界には健全な

 競争関係が必要だと考えていました。


 社会的に意味のある、健全な競争を実現できる

 ような競争相手を作らないと、日本の電気通信を

 お客様が使いやすい適切な価格で提供できる

 ようにはなりません。


 こう考えていた人は、電電公社の内外にたくさん

 いました。けれど。実際に動いて会社を作った

 のは私1人だけでした。私を突き動かしたのは、

 米国での体験、ジョンの言葉でした。自分でやら

 なきゃダメだと。


 認識しているだけではダメ、決断しアクションに

 結び付けないといけません。一歩を踏み出すか

 踏み出さないかは、天と地ほどの差があります。


 大きな志と、世の中の常識にとらわれない心を

 持てば、必ず一歩を踏み出せます。実際、ここ

 2~3年、私の周りでもアクションを起こす若者が

 増えたと感じています。起業も増えています。


 起業が日本の将来を決めます。世界にインパクト

 を与えるようなベンチャーが、日本から1社でも

 多く出てきてほしいですね。日本にはその可能性

 があります。

 




イー・アクセス創業者 千本 倖生 氏

イー・アクセス創業者 千本 倖生 氏

「日経ビジネス」 2015.02.02 号 P.001




キーワードは、起業家精神です。


千本さんはKDDIの前身の1社、DDIを京セラの創業者、
稲盛和夫さんと創業しました。


その後、千本さんは独立し、イー・アクセスを創業しました。


現在でも、日本では良い大学を出て、大企業に勤務する
ことがエリートコースという考え方が色濃く残っています。


千本さんも米国留学の際、大企業(しかも政府の出資に
よる独占企業)に勤務していたため、自信満々だったの
です。


ところが、大学院で寮に入り、同室になった男性から
「痛罵」されたことでショックを受けました。


自分(日本人)の基本的な考え方を根底から否定され、
自信がガラガラと音をたて、崩れてしまったのです。


ですが、その後の千本さんは起業家精神を発揮し、
行動に移したのです。米国での体験が彼の背中を
押したのでしょう。


頭では理解していても、いざ断行しようとすると、
周囲の反対に遭い、断念することが多いですね。


一歩踏み出すには、「清水の舞台から飛び降りる」
くらいの勇気が必要かもしれません。


幸い、千本さんの周囲でも「アクションを起こす若者が
増えた」というのは、将来に期待が持てる良い傾向です。


敢えてリスクをとって行動することが、これからの時代
には大切なマインドとなるでしょう。






今週の言葉(『日経ビジネス』の有訓無訓から)



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藤巻隆(ふじまき・たかし)です。

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このブログは、30年近く年間購読している『日経ビジネス』の有訓無訓から印象に残った言葉をご紹介するブログです。

優れた経営者が発する言葉には、実績に裏打ちされた重みがあります。私だけではなく、きっとあなたも刺激を受けることでしょう。

『日経ビジネス』は週刊誌ですので、週に一度は必ずブログを更新します。その他、関連したことなどがあれば、掲載していく予定です。

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